「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」の作家
アストリッド・リンドグレーンの知られざる人生
母国スウェーデンのみならず日本を含め世界中で愛され、読み継がれている児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン。数々の著作は、全世界100か国以上で翻訳され、世界中の子どもたちに大いなる影響を与え続けてきた。本国スウェーデンでは紙幣になるほどの存在だが、実のところ、リンドグレーンの若き日々を知る人は少ない。どんな経験や環境が、あれほどの名作の数々を生み出す力と才能を花開かせたのか、リンドグレーンの人生で最も激動といえる若かりし日々を描いたのが本作である。監督・脚本は、長編監督デビュー作『A SOAP』(06)が、ベルリン国際映画祭で銀熊賞、及び最優秀新人作品賞に輝いたペアニレ・フィシャー・クリステンセン。主演に、巨匠ビレ・アウグスト監督の娘、新星アルバ・アウグスト。その他、スウェーデン、デンマークを中心に北欧の才能が集結し、アストリッド・リンドグレーンの知られざる半生と名作誕生のルーツに迫った感動作が誕生した。