Mimosa Films.Inc ミモザフィルムズ

LINE UP配給作品
 
 
『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』
2024年9月25日(水)公開より、東京都写真美術館ホール、9月27日(金)よりシネスイッチ銀座ほか 全国順次ロードショー

既成の価値観と闘い続けたアーティスト、ニキ・ド・サンファル

自由な発想と遊び心に満ちた作品は、生きることへのエネルギーと讃歌に溢れている

20世紀を代表するフランス生まれの造形作家、ニキ・ド・サンファル(1930-2002)。ニキの芸術は、社会の矛盾への怒りをぶつけた射撃絵画、陽気でカラフルな解放された女性像「ナナ」シリーズ、奇想天外な野外彫刻と、自由自在に変化してきた。

その集大成がイタリア、トスカーナに20年の歳月をかけて創り上げた彫刻庭園「タロット・ガーデン」。22枚のタロットカードが彫刻や建造物へと姿を変え、誰もが幸せな気分に包まれる空間だ。本作は初期作品から、ニキの終生の夢であった奇跡の庭園、マジカルワールドへの道のりを追う。

ニキ・ド・サンファルと写真家の松本路子、二人の軌跡が交差し、

刺激的でワクワク感に満ちたドキュメンタリーが誕生

世界各地でアーティストポートレイトを撮影してきた松本路子は、1981年から10年以上にわたり、ニキ・ド・サンファルの写真を撮影している。生涯でやり残したことは何かと考え始めた時、ニキともう一度向き合ってみたいと思い、映画の製作に挑むことになった。タロット・ガーデンを再訪、ヨーロッパ各地、アメリカ、日本国内でニキ作品を自ら撮影し、脚本も手掛けた。ゆかりのある8人へのインタヴューの他に、ニキ、その娘、孫、曾孫と、4世代にわたる女性たちを撮影することも叶った。映像には未公開の多数の写真作品、監督による語りが含まれ、2人の女性アーティストの交流から生まれた物語になっている。

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