NINE STORIES×映画『パトリシア・ハイスミスに恋して』
コラボレーションブックポーチ販売決定!
映画の公開を記念して、本や映画にまつわる企画を手掛けるNINE STORIESによる、
ハイスミスをイメージしたコラボレーションブックポーチの販売が決定いたしました。
NINE STORIES定番のブックポーチを、『見知らぬ乗客』『キャロル』をはじめとするハイスミスの著作と、彼女が愛した猫がプリントされた『パトリシア・ハイスミスに恋して』特別バージョンで展開。
販売価格:各3,300円(税込)
制作:NINE STORIES
発売日:2023年11月3日(金・祝)~
展開場所:新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか随時追加予定
※在庫がなくなり次第終了。
※詳細は各SNSにてご確認ください。
日時:11月22日(水)19:30~22:00(19:00開場)
場所:フヅクエ西荻窪 杉並区善福寺1-2-1 シェモア西荻101号
読む本:パトリシア・ハイスミス『キャロル』 ※本はご用意ください
料金:1760円(税込み)※ 2ドリンク付き
定員:12名
ご参加者様には本作の非売品プレスをプレゼントいたします!
詳細・ご予約は下記をご確認ください。
https://fuzkue.com/news/181
パトリシアが書いていたのは、クライム・ノベルではなく、罪の意識そのものだった。
この映画は『キャロル』が彼女自身の作品になるまでの物語でもある。
今にも自分が何者であるのかを明かしてくれるのではないかという予感。
そしてふたりは、ああ、そうだったのねと笑い合うだろう」
──これはわたしがずっと大切にしている、
パトリシア・ハイスミスの『キャロル』の一節。
この映画を観て、さらに『キャロル』という物語のことを深く愛した。
ヴィム・ヴェンダース監督が何よりも原作の小説を書いた作家自身に
最大の敬意を表してのことだったのだと、
この貴重な映画を見て気づいた。
社会に承認されぬアイデンティティー。
荊のように絡み付くそれらを
作品の中で解放し、
自分自身を救い、
読者を魅了するハイスミスは
夢のように素敵。