名画「キリスト降誕」盗難事件の謎に迫る極上のサスペンス
映画製作会社の秘書ヴァレリアは、人気脚本家アレッサンドロのゴーストライターでもある。ある時引退した捜査官と名乗るラックという謎の男が、1969年に世界を震撼させたマフィアによるカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件を映画化するようにヴァレリアに助言する。ヴァレリアがプロットにまとめると、映画会社は傑作だと興奮し、瞬く間に映画化が決定するが、アレッサンドロが何者かに誘拐され昏睡状態で発見される。映画の内容を嗅ぎつけたマフィアが動き始めたのだ。ヴァレリアはラックの情報を元にミスターXとしてシナリオを書き進める。マフィアがミスターXの正体を探る中、映画の制作は進んでいく。果たしてラックの正体は?ついに半世紀に渡る盗難事件は解決するのか?
オペラ、舞台の演出家としても活躍するロベルト・アンドーが、自身の出身地でもあるパレルモで1969年に起きた、今も未解決の事件を大胆に推理し映画化。監督が「この作品は映画そのものについての映画だ」と語る本作は、2018年ヴェネツィア国際映画祭で絶賛され、イタリア映画記者協会賞で脚本賞を始めとする3部問にノミネートされた。今年のG.Wに東京で開催されたイタリア映画祭2019では、前売券が最速で売り切れとなった。アメリカの大手映画批評サイトのロッテントマトで驚異の満足度100%を記録し、話題となった危険で豪華な極上のサスペンス。
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