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初めての脚本兼監督作で
自分の作品を編集して成功することはめったにないが、
『ビニールハウス』はイ・ソルヒが3つの分野すべてにおいて才能があることを示唆している。
Screen Daily
エンディングまで一瞬たりとも目が離せない。
第27回釜山国際映画祭
イ・チャンドンの作品を彷彿とさせる、
監督・脚本・編集を手掛けたイ・ソルヒの鮮烈な長編デビュー作は、
彼女の新たな先見性を証明している。
第22回ニューヨーク・アジアン映画祭
キム・ソヒョンは、破滅に追い込まれる過程を繊細に、
時には冷たく演じ、ドラマの没入感と緊張感を高めている。
ソウル経済新聞
キム・ソヒョンの存在感は、観客の涙を誘う。
スポーツ朝鮮
重く、暗く、悲劇的だが、
その重みは韓国映画の未来を照らしている。
KBS
キム・ソヒョンはムンジョンのキャラクターを繊細かつ立体的に演じ、
再び名優の真価を発揮した。
OSEN
キム・ソヒョンの全く新しい顔。
キム・ソヒョンのワンマンショーだ。
JTBC News
注目すべき監督である。
Asian Movie Pulse
容易に忘れられない余韻。
Cine21
目を背けたくなるほど恐ろしい。
IZE
Introduction
  • 一瞬の選択が取り返しのつかない破滅に――現代の社会問題<貧困、孤独、介護…>に根ざした濃密なサスペンス
    ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に転倒。床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった      
  • 名優キム・ソヒョン渾身の新境地に韓国が震撼&絶賛!
    監督・脚本・編集を手掛けるのは、ポン・ジュノ監督らを輩出した名門映画学校、韓国映画アカデミーで学んだ、若干29歳のイ・ソルヒ監督。大ヒットドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『Mine』のキム・ソヒョンは、新人監督のオリジナル脚本に魅了され、本作のムンジョン役で極限の感情表現を求められる新境地に挑戦。「名優の真価を発揮した」と批評家や観客を圧倒した熱演は、韓国のアカデミー賞と称される第59回大鐘賞映画祭を始め、韓国主演女優賞他6冠の快挙を成し遂げた。 負のスパイラルが加速する、ムンジョンの想像を絶する運命と、その果てに待ち受ける悲劇が絡み合う衝撃のラストとは――。第27回釜山国際映画祭で3冠を獲得し、韓国で絶賛の口コミブームを巻き起こしたサスペンスにきっとあなたも戦慄する。
一瞬の選択が取り返しのつかない破滅に――現代の社会問題<貧困、孤独、介護…>に根ざした濃密なサスペンス
ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に転倒。床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった      
名優キム・ソヒョン渾身の新境地に韓国が震撼&絶賛!
監督・脚本・編集を手掛けるのは、ポン・ジュノ監督らを輩出した名門映画学校、韓国映画アカデミーで学んだ、若干29歳のイ・ソルヒ監督。大ヒットドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『Mine』のキム・ソヒョンは、新人監督のオリジナル脚本に魅了され、本作のムンジョン役で極限の感情表現を求められる新境地に挑戦。「名優の真価を発揮した」と批評家や観客を圧倒した熱演は、韓国のアカデミー賞と称される第59回大鐘賞映画祭を始め、韓国主演女優賞他6冠の快挙を成し遂げた。 負のスパイラルが加速する、ムンジョンの想像を絶する運命と、その果てに待ち受ける悲劇が絡み合う衝撃のラストとは      。第27回釜山国際映画祭で3冠を獲得し、韓国で絶賛の口コミブームを巻き起こしたサスペンスにきっとあなたも戦慄する。
ビニールハウス
『パラサイト 半地下の家族』(19)でも注目を浴びた韓国の住居貧困。元々は作物栽培のための農業施設であるビニールハウスもまた、不動産価格の高騰や経済の低迷により、正規の住宅を失った低所得者層、移民労働者が転がり込むなど、半地下や屋上部屋よりもさらに「最底辺」住居として社会問題となっている。
Story
ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった——。
Director
監督・脚本・編集
イ・ソルヒLee Sol-hui
1994年生まれ。成均館大学校で視覚芸術を学んだ後、『パラサイト 半地下の家族』(19)のポン・ジュノ監督や『スキャンダル』(03)のイ・ジェヨン監督らを輩出した名門映画学校、韓国映画アカデミーで映画監督コースを専攻。2021年、『Look-alike』(短編)が第22回大邱インディペンデント短編映画祭のコンペティション部門に、『Anthill』(短編)が第26回釜山国際映画祭Wide Angle部門にノミネートされ注目される。初の長編映画『ビニールハウス』は、第27回釜山国際映画祭でCGV賞、WATCHA賞、オーロラメディア賞を受賞し、新人監督としては異例の3冠を達成。さらに第44回青龍映画賞、第59回大鐘賞で新人監督賞にノミネートされた。
2017年
『The End of That Summer(英題)』(短編)
2020年
『Look-alike(英題)』 (短編)
2020年
『Anthill(英題)』(短編)
2022年
『ビニールハウス(英題:Greenhouse)』
Cast
キム・ソヒョン
Kim Seo-hyung
ムンジョン役
1973年10月28日、韓国、江原道江陵市生まれ。1994年、KBS公開採用タレントとしてデビュー後、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(18-19)の入試コーディネーター役で大ブレイク。その他の出演作に『悪女/AKUJO』(17/チョン・ビョンギル監督)、ドラマでは『誰も知らない』(20)、『Mine』(21)など。さらに角田光代原作で、宮沢りえ主演の同名映画のドラマ版リメイク『紙の月』(23)の主役を演じる。本作『ビニールハウス』では、第59回 大鐘賞、第32回釜日映画賞、第43回韓国映画評論家協会賞、第43回黄金撮影賞で主演女優賞を受賞し、韓国主演女優賞4冠に加え、第13回美しい芸術家賞独立映画芸術家賞、第31回大韓民国文化芸能大賞最優秀賞受賞、計6冠の快挙を成し遂げた。
ヤン・ジェソン
Yang Jae-sung
テガン役
1945年3月15日韓国生まれ。1964年に舞台俳優としてデビューし、1977年にKBSタレントに抜擢。主な出演作に『マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ』(06/キム・ドンウォン監督)、ドラマでは『まぶしくて―私たちの輝く時間―』(19)、『私の解放日誌』(22)、『ヒップタッチの女王』(23)など。
シン・ヨンスク
Shin Yeunsook
ファオク役
1952年4月9日、韓国生まれ。1971に舞台女優としてキャリアをスタートさせたのち、2000年にTVドラマに初出演。主な出演作に『恋愛の温度』(13/ノ・ドク監督)、ドラマでは『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』(15-16)、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(22)、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』(22-)など。
ウォン・ミウォン
Won Miwon
チュンファ役
1944年10月11日、韓国、京畿道富川市生まれ。1964年、KBSタレントとしてデビュー。韓国公共放送3社のドラマの名脇役として活躍。主な出演作に『親切なクムジャさん』(05/パク・チャヌク監督)、『バニシング:未解決事件』(21/ドゥニ・デルクール監督)、ドラマでは『ミスター・サンシャイン』(18)、『地獄が呼んでいる』(21)、『怪物』(21)など。
アン・ソヨ
Ahn Soyo
スンナム役
1987年5月30日、韓国、忠清南道大田市 (現 大田広域市)生まれ。『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』で「第2のいじめの被害者」キム・ギョンラン役を演じ、一躍脚光を浴びる。その他の出演作に『賢い医師生活』(20)、『俺はまだ本気出してないだけ』(22)、『ラブ・パッセンジャー ~私たちの恋愛事情~』(23)など。本作『ビニールハウス』では、第44回青龍映画賞で新人女優賞にノミネートされた。